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【理由はなくてもイタリアが好き♡】ブログです。
旅するブロガーのRosaです♪
ロンバルディア州の街、マントヴァを訪ねた時のこと。
マントヴァは、かつて、
北イタリア ルネッサンスの中心となった街。
その繁栄ぶりは、
近国であったフェラーラ公国から嫁いできた
イザベラ・デ・エステの功績が大きいと言われています。
今日はマントヴァの旅スポットをご紹介。
オペラ好きの方には特におすすめな場所です。
*ご参考
マントヴァで見逃せない【テ離宮 Palazzo Te】壁画に圧倒!!
地元グルメ「かぼちゃのトルテッリ」で楽しむ♡マントヴァの夜
実際に訪れると
マンドヴァの街は、歩いて回れるくらい小さな街です。
ですが、
博物館、テ離宮など、
街の規模以上に、見どころが多いことに驚きます。
一日ではそれらを見る時間が足りません!
さて、この日は湖へ行き、
のんびりを湖畔を歩きながら、
サンジョルジョ城を外から眺めながら街の中へ入りました。
すると、右手に見えてきたのがリゴレットの家です。
[CASA di RIGOLETTO]
営業時間: 月曜~日曜 9.00 – 18.00.
「リゴレット」は、
ジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラで、
全3幕から構成されたヴェルディ中期の傑作。
その「リゴレット」の舞台となっているのが、マントヴァなのです!
リゴレットとは、マントヴァ公爵に仕える道化師。
オペラの内容は、
恋愛沙汰、憎しみ、誘拐、殺人とドロドロな人間模様ですが。。。
人間の裏感情社会の一部を見事に書きあげているともいえます。
*リゴレットの家の庭に、像が立っています。
せっかくなので、
【オペラ:リゴレットのあらすじ】
わかる!オペラ情報館より抜粋
【第1幕】
時は16世紀、舞台はイタリアのマントヴァ、公爵の館。
好色な領主マントヴァ公爵は、
モンテローネ伯爵の娘をたぶらかしたばかり。
公爵に怒りをぶつける伯爵に対して、公爵に仕える道化師リゴレットが伯爵を笑いものにします。
いつも人を嘲笑する役のリゴレットは、他の家臣たちからも恨まれていました。伯爵は「父親の苦悩を笑うお前は、呪われよ」と言い捨てます。
内心、焦るリゴレット。
実はリゴレットには、隠し育てていた一人娘がいたのでした。
これも運命か、リゴレットの娘ジルダは、教会でマントヴァ公爵と出会っていました。
貧しい学生だと嘘をついてジルダに接近する公爵。世間知らずのジルダは、すっかり恋に落ちていました。
このとき、リゴレットに恨みを持つ公爵の家来たちは、リゴレットが「愛人」を囲っているという噂を聞きます。
それなら、その女を公爵の館に誘拐してきて、道化師リゴレットをいつもとは逆に笑いものにしてやろうと企てます。そして見事、この誘拐は成功しました。
【第2幕】
事情を知らないマントヴァ公爵は、家来たちがジルダを館に連れてきたのを知って喜びます。
その後、娘がさらわれたことに気づいたリゴレットも、公爵の館にやって来ます。そこで父娘は再会。
ジルダは父に、恋に落ちたのは事実だが、昨夜、不意にさらわれて恥ずかしい思いをしたと泣きながら説明します。
リゴレットの怒りは公爵へ向けられ、彼は殺意を抱きます。
(ジルダが純潔を奪われたとリゴレットの怒りは頂点に)
【第3幕】
舞台は田舎の居酒屋。その中でマントヴァ公爵は、今度は殺し屋スパラフチーレの妹マッダレーナに手を出しています。
未だ公爵への恋心を捨てきれないジルダに、リゴレットはその姿を外から覗かせ、諦めさせようとします。
その上でリゴレットはスパラフチーレに大金を渡し、公爵の殺害を依頼します。嵐の吹き荒れる夜、スパラフチーレが殺害の準備に入ると、公爵に恋をした妹マッダレーナが殺害を止めるように訴えます。
金をもらったので誰か身代わりが必要だというスパラフチーレの言葉を、壁穴から秘かに聞いてしまったジルダは、自らが身代わりになることを決意しました。
リゴレットはスパラフチーレから公爵の死体が入っている袋を受け取り、中を確認して驚愕します。そこには自分の愛娘の姿があったのです。
呪いが現実となり、彼は崩れ落ちたのでした。
大切に育てた娘ジルダの瀕死の姿。。。
娘を弄ばれたモンテローネ伯爵の
「父親の苦悩を笑うお前は、呪われよ」との言葉が胸に突き刺さったことでしょう。
リゴレットの家の営業時間は、月曜から日曜 9時~18時と
マントヴァのHPに記載されていますが、
現地で確かめた方が確実です。(休館している時もあるので)
Casa Del Rigoletto
Casa Del Rigoletto
街を訪れる際、予備知識として
歴史や芸術に関して目を通しておくと、実際に散策していても楽しさが増します。
マントヴァですと、オペラ「リゴレット」などがそうですね。
事前の予習かかさずべし♪
リゴレットの家のすぐ左側に見えるのは、
マントヴァ候 ゴンザーガ家の居城、ドゥカーレ宮殿。
これだけ近距離ですと
思わず、オペラ『リゴレット』の内容を思い出してしまいます。
マントヴァ侯爵と、リゴレットの娘との恋…。
(登場人物はあくまで架空ですが)
ところで、ゴンザーカ家の住まいでもあったドゥカーレ宮殿は
部屋数500とも言われ、
ヴァチカンに次ぐ2番目の広さを誇る宮殿なのです。
かつての都市国家としてのマントヴァの繁栄は
一体どれほどのものだったのでしょうか。
マントヴァの名所見学には、
Mantova Musei Card(マントヴァ ムゼイ カード)がオススメです!
ドゥカーレ宮殿、テ離宮など8か所が見学できて16€と かなりお得です。
【ご参考】下記は単独での見学お値段
・ドゥカーレ宮殿 6.5€
・テ離宮 9€
・パラッツォ サン セバスティアーノ 9€
・Museo Diocesano Francesco Gonzaga 6€
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*切符売り場営業は8:30~18:20