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【理由はなくてもイタリアが好き♡】ブログです。
北イタリア ベネト州の街、パドヴァ。
現在はベネト州にて人口第三位で、古来から経済的にも栄えていた街です。
古くは、ローマ時代には、ローマに次いで裕福な街と言われ、
13世紀になると、自由貿易により街は繁栄。
1222年にパドヴァ大学が設立され、
今も『大学者の町』として知られ、外国人留学生も多く通っています。
*イタリア国内で、ボローニャ大学が最古、次いでパドヴァ大学。
さて、前回は駅から中心街を通り、ラジョーネ宮までの
【さまよいそぞろ歩き】を書かせていただきました(笑)
パドヴァの街そぞろ歩き、ラジョーネ宮を探し求めて。
【ラジョーネ宮 Palazzo della Ragioneにて】
下の写真に見えますのがラジョーネ宮。なんとなく体育館のようにも見えます。
この建物、内部が大きな広間であることからSaloneとも呼ばれているそうです。
地元ではそう呼ばれている方が多いのかしら?
”Dove si trova il Palazzo della Ragione?”と聞いて通じなかったのを考えると、
パドヴァ市民では、Saloneの方が一般的な呼び方なのかな。
建設されたのは1218~1219年、
行政府として建てられ裁判所も置かれていたそうです。
パドヴァ行政の財政部門や法廷部門を司る場であり、
商業が栄えていったのもここから。
当時はまさにパドヴァの中心といえる場だったのですね。
建物の内部へいくための看板を探すのに一苦労しました!
実は、脇にひっそりとあるラジョーネ宮の看板。
あまりに、ひっそりすぎて場所がわからず、
私は、場所の確認を三人も聞いてしまったわけです(笑)
パドヴァの街そぞろ歩き、ラジョーネ宮を探し求めて。
建物の正面に大きな看板『Palazzo della Ragione』と掲げてあると
迷わなくていいと思うのですが!(笑)
この看板のすぐ目の前には上へ上るための階段があります。
【階段を上った先には?!】
中世の雰囲気が色濃く残る階段と壁、そして天井!
この茶色い世界にノスタルジーすら感じてくるのです。
パドヴァの街に、高い建物があまりないということもありますが、
ラジョーネ宮周辺は、3階建てくらいの建物が殆どなので、
バルコニーからは、天気が良ければ青空が広々と視界に入りこんできます。
なんて気持ちのいいこと!
【気になるその内部は、世界最大のホール!】
Sala(英語 hall ホール)と呼ばれる大広間は
長さ78m、幅27m、高さ27mで、 世界最大の広さと言われています。
中に入った途端、「ひ、広いーー!」
話しに聞いていたとおり、 壁一面が上から下まで
15世紀に描かれた占星、宗教など500枚のフレスコ画が
壁面にびっしりと描かれています。
その昔、文字がわからない人達にわかるように
絵で記していたという話を聞いたことがあります。この壁面を見て思い出しました。
(教会のステンドグラスだったかしら?)
人間の脳に語りかけるには、文字よりやはり『絵』が圧倒的に、
瞬時にそのイメージを伝えやすいですから、
そういった意味でも特に広まったのでしょうね。
何百年もの間このSaloneを訪れた人達は
こうして同じ絵を見ていたんですね。感慨深いです。
現在このホールは、美術展、展示会の会場として使用されています。
【巨大な馬が!!!】
このホールの主人公と言っても過言でないモノがあります。
それは。。。
1466年に造られたと言う、巨大な馬の像。
ドナテッロによるガッタメーラのコピーなのだそう。
正直、あまりの巨大さに驚きます。
単体写真で見るとイメージしづらいかもしれませんが、
私が側に立つと、馬のひざ下くらいでしょうか。 とにかく『大きい』。。。
【広場の朝市へ!】
せっかくラジョーネ宮の広場に来たのだからと、朝市にも足を運びました。
現地のマーケットはその土地のものがあるので、見るだけでも楽しいですよね!
建物(ラジョーネ宮)をはさみ、2つの広場で朝市があります。
・エルベ広場 (イタリア語で erbe 草、香草)
・フルッタ広場(イタリア語で frutta 果物)
この2つの広場で、それぞれ取り扱っているものが異なります。
エルベ広場では、洋服、布、花、雑貨類が売られ、
建物を挟んで逆側の広場のフルッタ広場では、
フルッタという名前の通り 果物が売られています。
まずはエルベ広場から。
かわいい服。が目に入り。
よく見ると、犬用の洋服屋さんではないですか。
イタリアは、大型犬を連れて歩いている人をよく見かけたので
小さい犬用の服屋さん見て少々びっくり。
デザインも色も可愛いなぁ♡♡
見ているうちに、可愛いのが沢山出てきて
「そうだ友達のワンちゃんのお土産にしよう~。」
ワタクシ、お買いものモードに切り替わり(笑)
すると、お店のお姉さんが向かいの店から来て。
「おはよう。これも可愛いわよ」と、女の子用の服をすすめられ。
すかさず、友達のワンちゃんの写真を見せて(自分の犬ではないのに 笑)
「男の子なの。この子にお土産にしたくて。」
「あらー!可愛いわね!これもいいんじゃない?」
「ブルーもいいね、これはどう?」
もう一人の店員さんも加わり、3人で談義(笑)
サイズもS、M、Lあり、デザインも豊富でしたよ。
朝市にてお買い物満喫~(笑)
後日、このお土産を友達にあげたら大喜び!!
「ありがとうーー!!」
洋服着たワンちゃんがこちら。なんて可愛いの♡♡
【続いて建物内アーケードへ】
ラジョーネ宮(Salone サローネ)の下には、いくつものお店が軒を連ねています。
ちょうどサローネの下にあるということで、
その名をSotto il salone(ソット・イル・サローネ)という商店街なのだそうですよ。
お惣菜、パスタ屋さん、パン屋さんもあったかな。
建物の真下にも、お店が広がっています。
日本の鉄道の高架線下のお店みたいな感じですね。
肉屋、魚屋、チーズ屋さんがズラリと並んでいます。
なかなかきれいなお店ばかりでしたよ。
朝市を堪能した後は、またまたパドヴァ市内を散策。
次なる見どころへ行かなくっちゃ~!
地図を片手にてくてく歩く。これが楽しいのよね♪
朝市から移動しますよ~!(^_^)/
Palazzo della Ragione