
【理由はなくてもイタリアが好き♡】
ご訪問ありがとうございます、イタリア旅ライターのEtsukoです。
ここでは、素敵なイタリア観光スポットをご紹介しています。
旅のご参考になりましたら嬉しいです。
*記事内の文章と写真の転用を禁じます。
いつか行ってみたい…。
そう思い続けていると、その願いがふと叶うものです。
三角屋根のトゥルッリがある町、アルベロベッロへの旅へ。
【愛らしい世界遺産トゥルッリ、その歴史は?】

Alberobello
南イタリア プーリア州の町アルベロベッロのトゥルッリは、
可愛いおとぎの国を彷彿させ女性から大人気!
アルベロベッロは、観光エリアで有名なアイア・ピッコラ地区とモンティ地区の
2つの地区が1996年に世界遺産登録されました。
両地区あわせて、1500軒を超えるトゥルッリがひしめき合うように建ち並んでいます。
世界でもこのユニークな建物トゥルッリは、珍しく。
おとぎの国のような、三角の丸いとんがり帽子のような屋根が特徴です。
★トゥルッリ(Trulli)は複数形の言い方で、
単数形ではトゥルッロ(Trullo)と 語尾が変わります。
トゥルッロには、「部屋」と「屋根」がそれぞれ一つという意味があり、
ドアを開けたらもうお部屋。 廊下や仕切りはありません。
石灰で仕上げた白い壁と石積みの屋根で構成され、
屋根には、それぞれ異なる模様が描かれています。(ハート、丸など)
今でこそ、沢山の人で賑わっているアルベロベッロですが、
14世紀後半は「無人の土地」だったエリア。
他の地域から農民が移り住んできたところから始まっています。
そして、モンティ地区は16世紀半ばには約40軒トゥルッリがあったと記録が残っています。
その後約100年間17世紀半ば迄に製粉所、パン屋、宿泊施設等が建てられて町が
拡大されていったのです。

Alberobello
【なぜこんな個性的な建物に?それは税金対策】
まるでおとぎの国にあるような建物、トゥルッリ。
個性あふれるこの姿、どうしてこの形になったのでしょうか?
それには、税金対策のためというのが有力説です。
当時のアルベロベッロの領主は、
開拓農民に対して「農民の家は解体しやすいように」と命じていたのです。
領主は、住居の数によってナポリ王国に税金を納めなくてはいけませんでした。
そのため、税金徴収の見回りが来たら壊して
「家ではない」と主張し、税収を逃れ、 農民はまた建て直し。を繰り返していたのです。
農民の苦労の上にできたトゥルッリだったのですね。
【地元の人々のエリア、アイア・ピッコラ地区(Rione Aia Piccola)】

Alberobello
アイア・ピッコラ地区(Aia Piccola)は、地元の人達が今も生活を営んでいます。
散策していると時々、洗濯物が干されている窓を見かけます。
どの町も同じですね。 夜はひっそりととても静かです。
実際に生活されている場所なので、観光の際は 大きな声をだされたりせず
静かに散策されるといいでしょう。

Alberobello
【とんがり屋根がひしめく圧巻の見応え!】
アイア・ピッコラ地区の向こう側に見えるのは、観光地のモンティ地区。
エリア全体がグレーの三角屋根と白い壁で、圧巻の見ごたえ。
思わず感嘆の声が上がります。カメラにぜひ納めておきたい世界遺産の風景です。

Alberobello
朝から既に観光で訪れている人達の姿が何人も!
様々な言語が飛び交い、世界各国から来ているのはさすが世界遺産ですね。

Alberobello
午前中から既にカフェは満席状態。

Alberobello
さて、広場からはモンティ地区へ続く、緩やかな坂道が見えています。
車が1台通るくらいの幅でしょうか。そんなに広くありません。
【お土産店が立ち並ぶモンティ地区(Rione Monti)へ!】

Alberobello
モンティ地区は坂を上ると、数々のお土産屋さん、レストラン等のトゥルッリが
びっしりと並んでいます。
朝から多くの観光客で賑わい、その人の波は夜まで途切れません。
坂道を上る途中、下記のお店の看板を見てくすっと笑ってしまいました。
垂れ下がっているブドウのこと、
「ブドウは本物です」 L’UVA È VERAMENTE
「触らないで」 NON TOCCAREと
書いているではありませんか。
一見、イミテーションのように感じますが、近づいてよく見ると確かに「本物」。
看板を見て笑っている人達が、何人もいました。
散策されて、見つけたらじっくりご覧になってみてくださいね。

Alberobello
お土産屋さんの脇には、いくつもの細い道があるのですが、
散策し始めると、まるで迷路の中に入り込んだように感じるかもしれません。
屋根に視線を移すと。
全て異なる模様が描かれていることに気づくでしょう。まるで家紋のよう。

Alberobello

Alberobello
【南イタリアの魔よけ】
多くのお土産屋さんで唐辛子のようなキーホルダーをあちこちの店頭で見かけます。
実は唐辛子ではなく、角(コルノ corno)なのです。
南イタリアでは魔よけの一種として売られているので、 お友達へのお土産にいいですね。
(もちろんご自分にも!)

Alberobello

Alberobello
【お昼はトゥルッリのテラスでピアディーナ!】
観光エリアのモンティ地区のトルゥッリには、テラスのあるお店も。
散策していると、上へのぼる階段が。
お昼時で、お腹も空いてきたのでテラスへのぼりランチをすることに。
ピアディーナは、北イタリア エミリアロマーニャ州の名物ですが、
プーリア州でもよく見かけます。
薄く伸ばして焼いた生地に、サルシッチャや、サラメ、ルッコラ、トマトなどを
はさめていただきます。

Alberobello
テラスからの眺め!
ほぼ統一された高さの建物で、美しい景観。

Alberobello
可愛らしいトルッリに囲まれて過ごす時間。
夢の国にいるようで、絵本の中に入り込んだような錯覚が!
そんな経験、持ってみるのも人生の楽しみかもしれません。

Alberobello
【アルベロベッロの基本情報】
南イタリア、プーリア州バーリ県の町。人口約11,000人。
・アルベロベッロへのアクセスは、レンタカーなど車での移動が便利です。
・電車での移動は、
バーリ(Bari)からSud-Est線に乗って、アルベロベッロまで2時間前後の乗車。
(2019年7月現在) 出発前に時刻表を念のためご確認ください。
★Sud-Est線時刻表 https://www.fseonline.it/
Partenza(出発)にBari Sud Est と入力、Arrivo(到着)に Alberobello と入力
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