【理由はなくてもイタリアが好き♡】
ご訪問ありがとうございます、イタリア旅ライターのEtsukoです。
ここでは、なかなか行けない穴場なイタリア観光スポットをご紹介しています。
旅のご参考になりましたら嬉しいです。
記事内の文章と写真の転用を禁じます。
スフォルツァ家の公爵領だった「ヴィジェーヴァノ」
ロンバルディア州、パヴィア県の町「ヴィジェーヴァノ(vigevano)」へ。
ミラノからわずか30分の距離で、こんなに素敵な町があるとは思いもしませんでした。知り合いがたまたまヴィジェーヴァノへ訪れ、駅から少し歩いたところに、中世時代の可愛らしい町がそのままあると教えてくれたのでした。
一見何もないように見え、やはりイタリア。奥には素敵な町がちゃーんと控えている。
特に、その広場は写真で見ただけで惹きつけられてしまったのでした。
ヴィジェーヴァノへは、ミラノのポルタ・ジェノヴァ駅からトレノルド(Tre Nord)の電車で約30分で到着します。Tre Nord http://www.trenord.it/it/home.aspx
駅前は、大きなお店もなくて。すぐ住宅街へ。
ヴィジェーヴァノを訪れた目的は、写真で惹きつけられた可愛らしい広場。
後で調べたら、あのレオナルド・ダ・ヴィンチの設計だというではありませんか。
友人のミラネーゼを誘って、ヴィジェーヴァノへ来ることにしたのでした。
駅からは道なりに歩くと、まもなく城壁が見えてきます。
とくに、地図を見なくても辿り着きました。
城壁のトンネルをくぐれば旧市街なのだろうことは予想がつきます。
城壁内は、馬の繋ぎ場がそのままに
城壁の中へ入ると、すぐにトンネルのようなものがあり。
随分と長く続くそのトンネルへ入っていくと、壁にはいくつも穴があいていました。
近くへ行ってよく見るとそれは馬を停めておくための金具。
等間隔に設置された金具の数と、長い長い、馬の繋ぎ場。
中世の頃、この金具が使われるだけの馬が繋がれていたわけです。
繋ぎ場を出ると、地上へ。
今度はどうやら建物と建物をつなぐ通路。
馬を停めた人々が、この通路を使って、建物の中へ入っていったのでしょう。
城への通路は、中世へのタイムスリップ
ヴィジェーヴァノの町の歴史は14世紀に遡ります。
ミラノ公国を治めていたヴィスコンティ家(14世紀)と、スフォルツァ家(15世紀)の公爵領で、当時は繊維産業が町で盛んだったという。
まずは、ヴィスコンティ家が町に要塞を造り、次いで城を建築。その後、要塞と城をつなげるための屋根付の通路を構築。それがこの通路、ストラダ・コペルタ(Strada Coperta)。
この二層式通路は長さ164m、幅7mあり、城と町への移動、防御をスムーズにするために造られたのでした。
紋章と共にスフォルツェスコ城へ
ミラノのスフォルツェスコ城を訪ねたことがある方は、上記の紋章に見覚えがあることでしょう。これはスフォルツァ家の紋章。
14世紀にヴィスコンティ家が要塞に次いで、城を建設。15世末になりスフォルツァ公爵が城を完成させるように命じて、建築家ドナト・ブラマンテの協力を得て塔を加えて完成させたのでした。
●スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco di Vigevano)
(ヴィスコンティ城と記載のサイトもあり)
住所:Piazza Ducale, 20, 27029 Vigevano
ダ・ヴィンチ立案の「ドゥカーレ広場」は必見
1492年から1494年に造られたドゥカーレ広場は、もともとは隣接するスフォルツェスコ城(ヴィスコンティ城と記載のサイトもあり)の前庭として置かれていたのでした。
レオナルド・ダ・ヴィンチが広場の立案をし、ドナト・ブラマンテ(Donato Bramante)が設計。ブラマンテはイタリアのルネサンス期を代表する建築家。
長方形の広場の広さは、縦134m、横48m。84本の円柱に囲まれ、広場の脇は全てアーケードになっています。
町の中心で、今も人々の憩いの場であり、欠かせない場所。
ドゥカーレ広場は、イタリア国内で最も美しい広場の一つに数えられているだけあって、この広場が町の全てと言っても過言ではないほどの存在感です。
優美で可愛らしい広場に思わず感嘆の声が自然にこぼれます。
壁に描かれた細やかな装飾、イエローとレッドの配色、美しさのあまり、何時間でもいたくなります。
広場の石畳はよく見ると、星を形どった模様が埋め込まれています。
回廊はアーケードになっており、雨の日も広場内では傘いらず。
お土産や、カフェ、レストランが並び、小さな町ですが充実しています。広場の中を人々が行き交い、カフェで語らい、おそらくドゥカーレ広場では何世紀も繰り広げられてきた穏やかな日常なのではないでしょうか。
町の祈りの場、カテドラーレ
広場の奥には、丸みを帯びたなだらかな曲線のカテドラーレ(Cattedrale)。
カテドラーレは、カトリックの各地区で中心となる教会を指し、司教座聖堂を意味しています。
●カテドラーレ(Cattedrale dei SS. Ambrogio e Carlo )
住所: Piazza Ducale, 27029 Vigevano
ランチはロンバルディア州、お米料理「リゾット」をいただく
散策途中、ちょうどランチタイムになったのでレストランへ。
気分的にこの時は、白がいただきたかったので、グラスでオーダー。
あまりイメージがないかもしれませんが、
北イタリア、ロンバルディア州(州都はミラノ)は、ピエモンテ州と共に
イタリアきっての米どころです。タイミング合えば、5月は田植えを見ることができるかもしれませんよ。
旅先では、その土地の名物料理をいただくのが楽しみ。
北イタリアのお米料理といえば、リゾット。
ピンク色にそまったラディッキオのリゾットをいただきました。
イタリアのお米、カルナローリ米は、日本のジャポニカ米の「もちもち、粘り気」とは異なり、パサパサしています。リゾットは、米を洗わずに炒めて、米が半透明になったらブロードを少しずつ加えていきます。
好みで、チーズをすり下ろして上にかけていただきます。
〆はエスプレッソで。小さなお菓子もサービスしてくれました。
ヴィジェーヴァノレポート、続きます。
ヴィジェーヴァノ(Vigevano)の基本情報
●電車でのアクセス
ミラノ、ポルタ・ジェノヴァ駅からヴィジェーヴァノ駅まで約30分乗車
時間は下記からお調べ下さい
*Tre Nord http://www.trenord.it/it/home.aspx
*Trenitalia https://www.trenitalia.com/
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下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
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