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【理由はなくてもイタリアが好き♡】ブログです。
旅するイタリアブロガーのRosaです♪
今回は、北イタリア トリノと、世界遺産 サヴォイア王家の王宮について
ご紹介させていただきます。
「トリノって?!」
日本では、トリノオリンピックが行われた場所として知られていますが、
それ以外はあまり知らないという声を聞きます。
私が初めてトリノを訪ねた時、トリノ在住のイタリア人友達からも
「ミラノやローマみたいに日本では知られていないでしょう?トリノは美しい街だけど、観光地としては知られていないんだよね」と、
街を愛する市民として、彼等は少し残念そうに話していました。
なんのなんの、世界遺産に登録されている王宮群を初め、世界で2番目に大きいエジプト博物館、国立映画博物館など見どころは沢山あり、知られていないのが勿体ないです。
【トリノについて】
イタリア北部、ピエモンテ州の州都として位置するトリノ。さかのぼること13世紀、フランスからやってきたサヴォイア王家の領土でした。16世紀にサヴォイア王国の首都となったことで、その繁栄が始まります。その後サヴォイア家がイタリア統一運動の主力となり、1981年統一の際は、トリノはイタリア最初の首都になりました。
現在はイタリア国内で第4の人口約170万人。産業では、ミラノに次ぐ国内第2の工業都市で、自動車工業の街としても知られています。
【トリノへの道順】
ミラノ中央駅よりFSトレニタリア Freccia rossaに乗って1時間、
または、Freccia biancaで1時間40分で、トリノ Porta Nuova駅に到着。
それではいよいよ、トリノのシンボル 王宮(Palazzo Reale)へ!
特にトリノが初めてという方には、見逃せないとろです。
【王宮への行き方】
Porta Nuova駅に着いたら、そこからは徒歩で王宮へ行くことができます。(約15分少々)
ローマ通り(via Roma)を歩き、ウインドーショッピングを楽しみながら、
サン・カルロ広場(Piazza San Carlo)を通ります。
そのまま北へ向かうと、王宮のあるカステッロ広場(Piazza Castello)へ到着します。
【サヴォイア王家の華麗なる王宮 Palazzo Reale】
街のシンボルとしてその存在感を示す王宮は、かつてのサヴォイア家の代々の当主、イタリア統一後の初代王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が暮らしていた居城。
カステッロ広場に位置する壮大な王宮です。
1584年から設計・建設が始まり、1658年に完成し、その後改築・改装が行われて、現在の王宮になったのは18世紀。時代を反映するかのように、建築様式もネオクラシック様式、バロック様式、ロココ様式と様々な顔をみることができます。
●チケット情報●
料金: 王宮と王宮武器庫 共通チケット 8€(2015年5月)
*18~25歳 6 €
王宮と王宮武器庫は中でつながっています。
開館:8:30~19:30、 閉館:月曜日
王宮内へ入ると最初に出合うこの階段。
内装の細かさと美しさに、階段を上ることを忘れるほど。
階段を上りきると、煌びやかで高く開放感のある天井の大広間。
次の広間へ移動すると、
先程のブルーグリーン系の壁とは一転し、レッド一色に包まれます。
まばゆいばかりのシャンデリアと、天蓋付きの豪華絢爛な椅子。
サヴォイア家の繁栄と権力を感じずにはいられません。
道なりに部屋を進んでいくと、今度はグリーンで覆われた部屋に。
ここでは、皆が集まって話し合い意見をいいあう場であったとか。
王宮内を見学してふと感じたことがありました。
それは、各部屋ごとにテーマを決めて、
そのテーマに合うように壁の色、調度品を決めていたのでは?!
なぜ私がそう感じたのかと言いますと、
先程のレッドは、「王座の間」
レッドの持つエネルギーには、「パワー」、「パワフル」、「前へ突き進む」というまさに火のようなエネルギーがあるのです。行動していくことで他者を先導し、リーダーシップを取る意味合いももっています。
王座の間にレッドのエネルギーは、ぴったりなのでは?
一方で、グリーンの部屋は話し合いの場。
グリーンの持つエネルギーは、「調和」、「スペース」、「穏やか」などがあります。
自分の意見ばかりを押し通しても、話し合いはまとまらないもの。自分のスペースを保ちつつ、全体としての調和を必要とするこの場に、グリーンの壁と調度品はあっているのでは?
中世に既に、色の持つ意味が研究されていたのかまではわかりませんが、
各部屋にぴたりとくる配色なことに、驚きを感じたのでした。
節々にふんだんに使われているゴールドの眩しいこと。
エレガントさと華やかさが見事なまでに交差する王宮内部には、
できれば時間にゆとりを持って、ゆっくりと見学されることをおすすめいたします。
まだまだ続く王宮内部は、写真ではお伝えしきれないほど。
トリノを訪れたら、ぜひ足を運ばれてみてくださいね。
Palazzo Reale