
【理由はなくてもイタリアが好き♡】
ご訪問ありがとうございます、イタリア旅ライターのEtsukoです。
ここでは、なかなか行けない穴場なイタリア観光スポットをご紹介しています。
旅のご参考になりましたら嬉しいです。
*記事内の文章と写真の転用を禁じます。
1997年世界遺産登録、狩りのための壮麗な館

Palazzina di caccia di Stupinigi
北イタリアのトリノ・ポルタヌォーヴァ駅から約10キロ、サヴォイア王家の狩猟の館「ストゥピニージ宮殿」があります。
サヴォイア家が統治していたサヴォイア公国は、
かつてフランスのサヴォア地方とイタリアの現在のピエモンテ州周辺、首都はトリノでした。
そのため、トリノ周辺には王家の宮殿が点在し、現在も博物館や公的施設として一般公開されています。

Palazzina di caccia di Stupinigi
ストゥピニージ宮殿は、今では狩猟の館として知られていますが、
記録を辿ると、1563年にトリノがサヴォイア公国の首都となったときに、エマヌエーレ・フィリベルト公(Emanuele Filiberto di Savoia)が購入した宮殿でした。
その後、1729年にヴィットリオ・アメデーオ2世(Vittorio Amedeo II)が、建築家のフィリッポ・ユヴァッラ(Filippo Juvarra)に命じ、フィリッポ・ユヴァッラが狩猟の館として設計し、同じく建築家のベネデット・アルフィエリ(Benedetto Alfieri)が宮殿を拡張しました。
エントランスでは、狩猟の館らしく「鹿」の像がお出迎え。

宮殿内
他とは異なる宮殿内の絵画に注目

宮殿内の絵画
ストゥピニージ宮殿内を見学していると、
他のサヴォイア王宮群とは少し異なるあることに気が付くでしょう。
それは、展示されている絵画。
描かれている絵が、狩りを感じさせるものが多いのです。
幼い女の子の絵は衝撃的でした。
手には鞭を持ち、犬を従えていて、子供らしさからは遠いように個人的には感じました。

宮殿内の絵画
実際に狩りをしていたことを感じさせる絵も展示されています。
狩猟犬と、その日の狩りで獲れた動物達でしょうか。

宮殿内の絵画
白を基調としたホールの装飾は壮麗

ストゥピニージ狩猟宮殿
大広間は白を基調としつつ、赤、水色、ゴールドを効かせた広間に仕上げています。
ここでも、よく見ると動物が主役。

宮殿内ホールの壁飾り

壮麗な宮殿内部
美術品、家具調度品の博物館としての役割

壮麗な宮殿
ヴィットリオ・アメデーオ2世が、狩りに招いた客人をもてなすための館とあって、
宿泊するための部屋もあり、客間、寝室も見学できます。

Appartamento della Regina
上下の写真は「女王の間」で、淡いベージュの椅子類が印象的です。

Appartamento della Regina
現在は博物館として開館され、当時をしのばせる家具類がそのまま現存しています。

寝室
中国の部屋にて、イタリアで東洋を感じる

中国の部屋
宮殿内の見学を進めていくと、思いがけず「中国」の部屋が。
突如として現れるその部屋にいると、急に東洋へ瞬間移動したような感覚になります。
それくらい、どっぷりと「中国」。壁、家具、骨とう品のすべてが中国製のもの。

テーブル

屏風

華やかな広間
ピエモンテ・バロック様式の傑作

ストゥピニージ狩猟宮殿
バロック建築の「バロック」という名前の語源は、
もともとはポルトガル語の「ゆがんだ真珠」を意味しているという説があります。
建築の分野でのバロックは、
「壮大な」「過剰な」という意味で表現されることもありますが、建築と絵画、調度品が相まって生み出すドラマティックな空間を示しています。
その言葉のとおり、宮殿内は壮麗かつドラマティックな感動を与えてくれる空間です。
ストゥピニージ狩猟宮殿の基本情報
住所:Piazza Principe Amedeo 7, Stupinigi
電話:+39-011-358-1220
開館時間:火曜ー金曜 10:00-17:30、土曜・日曜・祝日 10:00-18:30
休館日:月曜日
料金:大人一人12ユーロ
HP:http://www.residenzereali.it/index.php/en/residenze-reali-del-piemonte/palazzina-di-caccia-di-stupinigi
お出かけ前は念のため、公式ホームページで料金等をご確認ください。
==========================================
下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
★LINEトラベルjp、 LINEトラベルjpナビゲーター
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/1026/
選りすぐりのイタリア満喫スポット、お土産、郷土料理、ワイナリー、
チーズ工場、アグリツーリズモ等をご紹介中!
★Go to Italy 旅する食するイタリア
https://gotoitaly.info/
レストラン、日々の会話、イタリアの行事、食べ物等、身近なイタリアを書いています
★Facebookページ【Go to Italy 旅する食するイタリア】
https://www.facebook.com/gotoitaly2017/
より身近なイタリア情報を写真、動画で日々更新中
Booking.com(ご紹介特典付き)お一人様一回限りの特典!
https://www.booking.com/s/50_8/photoy84
上記のご紹介URLより予約&宿泊いただきますと、2,000円相当の特典がございます。
直接Booking.comのサイトで予約しても2000円特典は付きませんので、
よろしければ上記ご紹介URLをご利用下さいませ。