【理由はなくてもイタリアが好き】イタリアの町や村をご紹介。
ガイドブックにないシークレットなイタリア、穴場なスポットも♪
ここ数か月、ガイドブックでは見かけない村や、日本ではまだまだ馴染みのない場所をお伝えさせていただいています。そして今回も!(笑)
トスカーナの内陸、マレンマ地方へ
トスカーナのイメージは、これまでなだらかな丘、糸杉、
緑豊かな山々の間のカーブを幾度も曲がり…というものでした。
今回、ローマからグローセットへ電車移動し、グローセットからマレンマ地方へ行き
新たなトスカーナ発見でした。
マレンマへは電車が通っておらず、全て車移動(バスはあるけれど本数少ない)
見えてきた風景。
よく、ここに町を村を築きあげたものだ。という思いと同時に、
なぜこんなにも奥地に?
見つからないようなところに村々が点在して。
21世紀の道路が舗装された現代においても、「え?こんなところに?!」
かつて、中世の頃には存在自体が
殆ど知られていない村々だったのではないかと思うのです。
今でさえ、標識あっても見落としそうで、
標識があっても(複雑で)道を間違えることもしばしばあるという。
案内してくれたマレンマ在住のイタリア語の先生は
「イタリアは諸外国、国内においても争いの絶えない国だったのよ。昔は村ごと焼き払ったり、皆殺しにしたりして。村自体が無くなってしまって。なんであんなに昔は野蛮だったのかしらね。北イタリアは、そのまま残っている町はなくて皆滅ぼされたんですよ。今あるのは、後から造られた町。
南イタリアも、イスラムやトルコから狙われていたし。実際シチリアはあらゆる国が入っていたし。そういう意味ではトスカーナの内陸のマレンマは、見つかりにくいゆえに中世が残っているの。」
偶然見つけた「ロケッティ・ディ・ファツィオ」の村
先生の話を聞いていて、ふと小さな町(村?)が目に入り
車はその町の入口に看板が建っていて。
なぜか気になって「ちょっと見てみたいです。」
次の目的地まで、時間に少し余裕があったので散策することにしたのです。
村の名前は「ロケッティ・ディ・ファツィオ」。
村で唯一のオステリア?
お店が定休日なのか、開店前だったのか?
店内に人がいるようにも見えず、その時はわからなかったのですが、
あとで12:30開店だと知り。
午前中9時半過ぎだったので、誰にも会わず…。
トスカーナ料理が美味しくいただけるオステリアだそう。
マレンマ地方をドライブしていると、このようにとても小さな村、
「住人は一体何人いるんだろう?」と思う村に、ものすごく評判のレストランがあり
わざわざグローセット(大きな街です)からも、
車で1時間近くかけて食べにくるレストランもあるそうです。
もしかしたら、ここもそうなのかも?!
[Osteria Il Piccolo Borgo]
Facebook :
https://www.facebook.com/Osteria-Il-Piccolo-Borgo-518920251808059/
週末だけの村?人の気配なし
それにしても。人の気配なし。
住んでいる人はいるのだろうか?音も聞こえないし。
人の気配がしない割りには、とてもきれいに整備されているのが不思議。
どうやら今は週末だけ帰ってきて、平日は都心部に住んでいる人達がいて
「週末だけの町」があるから、もしかしたらそれかもしれないわ。と先生がおっしゃっていた。
奥に塔を発見!行ってみることに
広場にある教会から視線を上にすると、目に飛び込んでくるのは
朽ちかけた丘の上のにある高い塔。
気になるじゃないですか。上ってみなくては!という探究心がくすぐられる。
歩いていくとすぐ傾斜が。
やはり旅にはスニーカー。よかった、スニーカーにして。
階段の途中で振り返ってみる。
おおっと。こわっ!落ちたらケガ間違いない。
かつてのお城跡地 Rocca Aldobrandesca
再び広場へと向かう
ここへ来て、やっと人の気配が。
テレビの音が聞こえてきました。ホッ!人がいるって安心だわ。
看板にははちみつを売っていると書いていたけれど、閉まっていて。
誰も中にいない様子。
週末バカンスに気分転換で都会から来るのには、静かでとてもいいかもしれない。
普段と全く異なる環境に身を置くと言うのは、人間とても大事なこと。
ふと、何かに気づくこともあるし。
環境が変わると言うことは、土地の持つエネルギーも変わるということ。
自然の中に2、3日間いるだけで知らず知らず、リセットされるものもあるし。
そういう意味で、ここは大いに価値あるスポットなのでは。
村の教会 Chiesa della Madonna
最後に教会の前にきて、次の目的地へと向かったのでした。
1時間ほどのわずかな滞在でしたが、小さな美しい村にいつかまた訪れて
今度はあのオステリアで食事をしたい…!
Osteria Il Piccolo Borgo
==========================================
下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
★LINEトラベル・ジェーピー LINEトラベルナビゲーター 2017年10月より
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/1026/
★Facebookページ【Go to Italy 旅する食するイタリア】2017年3月より
https://www.facebook.com/gotoitaly2017/
Booking.com(ご紹介特典付き)
https://www.booking.com/s/50_8/photoy84
上記のご紹介URLより予約&宿泊いただきますと、2,000円相当の特典がございます。
直接Booking.comのサイトで予約しても2000円特典は付きませんので、
よろしければ上記ご紹介URLをご利用下さいませ。