【理由はなくてもイタリアが好き】
ご訪問ありがとうございます。イタリア旅ライターのEtsukoです。
ここではガイドブックに滅多に載っていないシークレットなイタリア、穴場な町や村をご紹介しています。まだ見ぬイタリアの町、行ってみませんか?
イタリア最も美しい村の一つ「ブオンコンヴェント」へ
今回は、トスカーナ州シエナ県の小さな町「ヴォンコンベント」を訪れた時のこと。ブオンコンヴェント (Buonconvento)は、ラテン語で “Bonus Conventus”。
幸せの「ボヌス bonus」と、コミュニティ(場所、集会)「コンウェンツス conventus」から、
「幸せの町」という意味の名前を持っている町です。
さらに、イタリア最も美しい村100の一つに入っている町でもあります。
平地の城壁の中へ
トスカーナ・シエナ方面から移動中、山や丘を抜けて車は平地へ。
しばらくすると道沿いに城壁が見えてきて。
平地に城壁…少し不思議な気がしました。
今では戸建ての家やアパートメントが平地に建ち並んでいますが、
トスカーナの中世時代に建設された村や町の多くは、山や丘の上に城壁に囲まれて建設されており、中世の町が平地にあるのがとても珍しく…。
せっかく道沿いに来ているのですから、立ち寄ることに。
道路沿いの駐車場に車を止めて、門の中へ。
城壁の中はきれいに手入れされた庭が広がり、町を訪れた人を快く迎えてくれているかのよう。愛情をもって花や木々を育てているのが伝わる、優しい空間。
城壁からの入口部分から、さらに中へ。
町の中はとても小さいので、15~20分もあれば歩けてしまう。
メインストリートの奥には時計台の塔があります。
赤レンガの町中は、可愛らしく。
これといって観光地化された雰囲気もなく、地元の人々の生活を感じることができます。
ブォンコンベントの町
ブォンコンベントの町は、人口が約3000人。
歴史は遡ると1100年代が起源で、1300年代後半に城壁がシエナによって造られました。
ローマへの通過点でありつつも、当時はシエナの行政や防衛地点としても重要な役割を持っていたのです。
その頃はシエナと、フィレンツェはライバル関係にあり戦いが繰り広げられていました。
ブォンコンベントは、現在もシエナ県に所属しています。
「イタリア最も美しい村クラブ」(Club de “I Borghi più belli d’Italia)は、
いくつかの条件を通過したものだけが名乗ることができます。
人口1万5000人以下の自治体であること、
歴史的地区の人口が2000人以下、
集落景観・歴史的建築物の質の高さ等、
それらの条件を満たして審査を無事通過したものだけに認められた村が加盟しています。
観光スポット、時計台とシエナ門
町の観光スポット、14世紀の建築物の時計台(Torre dell’Orologio)。
パラッツォ・ポデスタリレ(Palazzo Podestarile )と紹介しているサイトもあります。
Via Soccini, 53022, Buonconvento, Italy
時計台を過ぎるともう目の前はPorta Senese(シエナ門)。
小さな小さな町ですが、趣きがあり、また立ち寄りたくなる雰囲気を持っています。
ヴォンコンベントへのアクセス
トレニタリアの電車での移動が可能です。
「ローマ」からフレッチャロッサ、又は快速で「グローセット」まできて乗り換えし、
普通電車で「ヴォンコンベント」まで約4時間前後。
関連サイト
https://www.visittuscany.com/en/ideas/buonconvento-one-of-the-most-beautiful-villages-of-italy/
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下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
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